(1)成果主義とは
人事管理の現場において、成果主義という用語が1990年代以降広く利用されるようになってきました。この成果主義とは、「企業活動への貢献に応じて処遇する」考え方のことです。また、別の表現ですが、「会社の期待に応えた者を高く評価する」考え方のことです。「企業活動への貢献度」とか「会社の期待」は本来、それぞれの企業が決定しなければならないものですが、通常は、どの企業もだいたい似通った内容となるでしょう。
(2)年功主義、能力主義との違い
年功主義は、社員間の処遇格差があまり大きくならないこと、そして社員の働きを長期的にみて処遇に反映することの2点が成果主義との違いと言えると思います。能力主義とは、職能資格制度に基づく処遇のことを意味しています。しかしながら、成果主義と能力主義はしばしば同じ意味として用いられることがあり、また、実力主義、業績主義、実績主義という用語も成果主義と同じ意味で用いられることがあるので、注意が必要です。