(1)成果主義賃金の典型
成果主義賃金の典型例は、個人成果(=担当職務の重要度×担当職務の達成度)により、賃金を決めるタイプです。しかし、一般的には、個人成果に加えて職務行動の内容や職務遂行能力等も反映する人事考課の結果を強く反映させて決める賃金のことを成果主義賃金と呼んでいます。その特徴は、(1)賃金と人事考課との連動強化、(2)自動的昇給の縮小・廃止、(3)年功的賃金の縮小・廃止、等です。多くの企業の成果主義賃金の事例をみると、個人成果だけで賃金を決めるという例は少なく、個人成果を得るための職務行動や職務遂行能力を総合評価して、賃金と結び付けているのが一般的です。
(2)年俸制とは
成果主義賃金の代表的な賃金制度として、年俸制があります。年俸制は、過去1年間の業績を評価して、翌年1年間の賃金総額を事前に決定するもので、毎月その一部を支給する賃金制度のことです。年俸制の適用対象者は、管理職と契約社員のケースが多く、一般社員に適用する場合は、残業手当の支給が必要となってきます。