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2.わが国の公的年金の特徴 |
2005年07月01日更新 |
わが国の公的年金には、(1)国民皆年金、(2)社会保険方式、(3)世代間扶養という特徴があります。
(1)国民皆年金
国民皆年金とは、国民すべてが国民年金制度に加入し、基礎年金給付を受けることをいいますが、これは1961年(昭和36年)に初めて実現しました。基本的に20歳以上60歳未満のすべての人が公的年金の対象となることで、安定的な保険集団が構成され、社会全体で老後の所得保障に対応することが可能となっているのです。
(2)社会保険方式
社会保険方式とは、加入者がそれぞれ保険料を拠出し、それに応じて年金給付を受ける方式です。従って、保険料を納めなければ年金はもらえないし、長期間納めていればそれだけ多くの年金を受給することができます。社会保険方式は給付と負担の関係が明確なので、国民の理解が得られやすいのですが、貯蓄ではないので、自分の納めた保険料が利子とともに返ってくるわけではありません。
(3)世代間扶養
世代間扶養とは先に述べたように各人が行っていた老親の扶養や仕送りを社会全体に広げたものということです。現役世代が高齢者全体を支える仕組みは、個々人がそれぞれの老親の扶養を行うよりも安定的になるほか、自ら貯蓄する場合に比べて、インフレの影響を受けないというメリットがあります。
このような公的年金は、社会保障の一環として政府・公共団体によって運営されるのが一般的で、わが国では、全国民共通の国民年金(基礎年金)と、これに上乗せする民間被用者の厚生年金保険や公務員等の共済年金があります。