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4.パワーハラスメントについて |
2005年10月01日更新 |
パワーハラスメントについて
セクシュアルハラスメントについては、皆さんのこの問題に対するご理解も浸透してきたのではないかと思います。最近、皆さんもお聞きになったことがあると思いますが、その“セクハラ”に代わり、“パワハラ”(=パワーハラスメント)という言葉が注目を集めています。どのようなことかここで説明したいと思います。要はコミュニケーションの問題で、相手の立場に立って言動や行動ができていればこのようなことを殊更気にする必要はありませんが、当社の良き風土である明るく活き活きとした職場をより強固なものとするため、この基本的なことに改めてご留意戴く一助になれば幸甚です。
(1)パワーハラスメントとは何か
パワーハラスメントとは、簡単に言うと上司(或いは先輩)による職場のいじめを意味します。時には情け容赦のない非情なものとなりがちで、精神的な病にまで追い込まれるいじめは陰湿で暴力的です。未だしっかりとした定義付けはなされていませんが、この問題の第一人者である(株)クレオ・シー・キューブ社長岡田康子さんによる定義では次のようになっています。
職権などのパワーを背景にして、本来の業務の範疇を超えて、継続的に人格と尊厳を侵害する言動を行い、就業者の働く環境を悪化させ、或いは雇用不安を与えること。
この中でキーワードは、「本来の業務の範疇を超えて」、「継続的」、「働く環境の悪化、雇用不安」となります。問題となりそうな行為に対して、上記の点からみて、それがパワーハラスメントに該当するか判断されることになります。本来の職務の範疇であれば業務上の指導・注意ということになりますが、それを超えた命令や仕事とは直接関係ない個人的なことにまで口を出し、個人攻撃とも思われる言動を繰り返せば、該当することになりそうです。
パワーハラスメントにはどんな方法があるかということですが、次の3つに分類されます。
①身体的暴力
②精神的暴力
③無視する
この中で、周りから見ると「身体的暴力」を受けるのが一番辛そうに思いますが被害者にとってつらいのは、「精神的暴力」、「無視する」のほうだと言われています。
(2).パワーハラスメントに対して
これまで、パワーハラスメントは、往々にして個人が起こす個人的な問題、逸脱だと理解されてきました。しかしながら、パワーハラスメントは放置しておくと、社員の名誉や尊厳を傷つけるばかりでなく、さらなるモラールダウンをもたらし、会社の業績や社会的信用の問題にまで発展しかねないとも言われています。
このように、パワーハラスメントは、従業員個人のとしての名誉や尊厳を傷つける問題であり、人権侵害の問題であるとの視点より、会社としても今後取組んで行きたいと考えています。まずは、セクシュアルハラスメント相談窓口の対象範囲を広げて、人権侵害に関する相談も加えること、予防のための教育・研修を行うことなどが考えられます。皆がそれぞれの立場で注意していれば、特段問題にならない話だと思いますので、引き続き行きすぎた言動や行為がないように注意をお願いします。
(3)上司(先輩)も部下(後輩)も“パワハラ度”チェック!
上司(先輩)に当たる方は、以下のチェックリストで、ご自分のパワハラ度をチェックしてみましょう。また、部下(後輩)に当たる人は上司(先輩)がこのような行動をしていないか、チェックしてみましょう。これが即座にパワハラにあたるとは限りませんが、これを機に、自分の行動を見直してみましょう。
1.たびたび部下(後輩)を説教している
2.陰口が気になり、部下(後輩)の行動を監視したことがある
3.つい、部下(後輩)に当たってしまうことがある
4.問題が起きたとき部下(後輩)のせいにしたことがある
5.つい、えこひいきをしてしまう
6.相性が合わない部下(後輩)は無視したり、つい怒鳴りたくなる
7.部下(後輩)にたばこやジュースなどを買いに行かせることがある
8.取引先など社外で部下(後輩)を怒鳴ったことがある
9.誘っても飲みに来ない部下(後輩)は、嫌いだ
10.イライラしたときに部下(後輩)に愚痴を言うと、多少はすっきりする
11.自分の指導の仕方が正しいのであって、それで育たないのは部下(後輩)が一方的に悪いと考える。